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鍋屋バイテック会社
VICTREX® PEEK™を用いたカップリングを食品加工や医療機器業界向けに用途開拓

NBK Coupling
VICTREX PEEKを用いた鍋屋バイテック会社のカップリング製品

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2010年9月27日

各種機械要素部品を手掛ける鍋屋バイテック会社(代表取締役社長:金田光夫、本社:岐阜県関市)は、 VICTREX® PEEK™樹脂およびVICOTE® Coatings(ヴァイコート)、APTIV® Films(アプ ティブ)をはじめとした高機能性材料を販売するビクトレックスジャパン株式会社(社長:リチャード・ オカップニャック、本社:東京都港区)と協力し、本体材料にVICTREX PEEK樹脂を用いた同社フレキシブル・ カップリング「カプリコン®」の製品ラインナップを拡充する。鍋屋バイテック会社では、製品本体に 用いるVICTREX PEEKに関してビクトレックスジャパン社の技術サポートを受けて産業分野毎の要求特性に応じた 使用グレードの最適化を進め、従来用途である半導体製造装置やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置 に加え、耐熱性、耐薬品性や各種規制への適合が求められる食品加工機器や医療機器業界向けに用途開拓を図る 方針である。

カップリングはモータードライブ・シャフトやインペラー・シャフトなどの回転運動を伝達するために2本 の軸を連結する継手部品であり、円筒材にスリットを加工し柔軟性を持たせることで、回転時に生じる両軸の ミスアライメント(軸ズレ)を吸収している。鍋屋バイテック会社のVICTREX PEEK製カップリングは、 主に半導体製造装置やFPD製造装置において従来のステンレスやアルミニウムなどの金属製カップリングの代替 として利用されている。一例として、FPDの製造工程においては、小型ギアボックスのシャフトと真空装置内部 のリードスクリュとの駆動伝達にVICTREX PEEK製カップリングが使用されている。この用途では機械的強度、 絶縁性や柔軟性といった多くの厳しい条件を満たす必要から樹脂カップリングの適用が検討されたが、樹脂 カップリングの素材として一般的に用いられるPI(ポリイミド)やPOM(ポリアセタール)では、アウトガス 対策や加工性に加え耐摩耗性や強度の面で性能が不足するためVICTREX PEEKが採用されている。

鍋屋バイテック会社の取締役開発部部長である谷口達也は「これまで当社では、主にカスタム品として 半導体製造装置やFPD製造装置の用途に向けにVICTREX PEEK製カップリングを開発してきました。しかしながら 近年では、様々な産業分野において製造装置の高機能化や高出力化の要求が高まっています。これに伴って カップリング製品についても、より過酷な環境での使用に適応する製品への要望が増えています。当社では VICTREX PEEKを用いたカップリング製品について、標準品としてのラインナップを拡充し、耐熱性や耐薬品性 に優れクリーンな環境への適応が求められる食品加工機器や医療機器といった用途に向けて、積極的な需要 開拓に取り組む方針です。」と話している。

ビクトレックス社の市場開発部で一般工業分野を担当する前薗宏隆は「VICTREX PEEKはFDA(米国食品医薬 品局)の食品接触規則に準拠すると共に食品衛生法の規格基準への適合認定を受けています。このため一般 産業機械だけでなく食品加工工程で用いられるコンベアベルトやバルブといった幅広い用途において国内海外 で数多くの採用実績があります。」としており、さらに「VICTREX PEEKは、射出成形はもちろんのことス トックシェイプ(板・丸棒素材)から容易に機械加工でき製造プロセスの簡素化に貢献します。またVICTREX PEEKは環境対応やRoHS指令などへの規制準拠といった面での利点を提供する上、リサイクルが可能で有害 成分を含む添加物を用いずに優れた難燃性を発揮します。」とコメントしている。

鍋屋バイテック会社は2010年10月6日~8日までインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される関西機械 要素技術展に出展し、VICTREX PEEKを用いたカップリング製品「カプリコン® MSXP」および「カプリコン ® MOP」を展示紹介する。

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鍋屋バイテック会社について:
鍋屋バイテック会社は1560年(永禄3年)岐阜市にて鋳造業を開始。伝統の鋳物技術と先端技術を融合し、 伝動・制御・位置決めのための機械要素部品のリーディングカンパニーとして時代に応える会社を目指し ている。また同社はインドネシアや中国にも事業所を保有し、国内だけでなく海外においても積極的な事業 展開を進めている。http://www.nbk1560.com/


ビクトレックス社について:

ビクトレックス社(Victrex plc)は英国に本社を置くVICTREX® PEEK™樹脂、VICOTE® CoatingsおよびAPTIV® Filmsの 製造業者である。これらの同社製高機能性材料は、様々な産業分野で利用されており、多くの優れた特性をバランス良く発揮することで、 コスト低減、高品質、他社製品との差別化といったメリットを顧客に提供している。ビクトレックス社の全製品は、ISO 9001により品質管理 されている。
ビクトレックス社および同社製品に関する情報は、www.victrex.com、www.peek.co.jpもしくはwww.victrex.mobiで入手できる。
VICTREX®はVictrex Manufacturing Limitedの登録商標である。PEEK™、PEEK-ESD™、T-Series™、PEEK-HT™、 ST™、WG101™、PM101™はVictrex plcの商標である。VICOTE®およびAPTIV®はVictrex plcの登録商標である。


お問い合せ:

ビクトレックスジャパン株式会社
〒105-0011 東京都港区芝公園1-2-9 ハナイビル6F
TEL. 03-5777-8737
FAX. 03-5777-8738
Email. japansales @ victrex.com


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